読書: 2100年の科学ライフ

2100年の科学ライフ | ミチオ・カク, 斉藤 隆央 |本 | 通販 | Amazon

1年前くらいに、石原ゆーさんにオススメしてもらってポチったのだけど、ずっとKindleに積んであって忘れていた。ふと思い出して読んでみたらとてもおもしろかった。

2100年までに実現可能な科学技術、そこで可能になりそうなライフスタイルなどが、宇宙、遺伝子、エネルギーなど様々な角度から、さらに実現が見込まれる年代別(近い未来〜遠い未来)に紹介されている。
これから100年のうちに実現可能かもしれないことを一通り知っておくことは、SF作品を見る時の基礎知識としても機能しそうだ。(これ読んでる途中にブレードランナーの新しいやつを見たら、実現可能性のなさがすごい気になってしまった)。

副作用としては、スクリーンの中のWebサイトを作ってることがバカバカしく思えてきてしまったり、勢いで遺伝子検査を申し込んでしまったりした。

あとこの本自体2010年くらいに書かれたもので、著者は福島の原子炉が爆発したことも、AlphaGo も知らないので、今のアップデート版が読みたくなってくる。予測として書いてあることの一部はもうすでに実現しているのを見ると、本当に我々はすごい時代に生きているんだなあという実感がわきます。

本の一番最後に、この一冊で予測してきた科学技術で、2100年はどういうライフスタイルになっているか描いたフィクションが出てきて、これが結構面白くて、誰か映画とかにしてくれればいいのになー。もしくは似たようなのがあったら観たいなと思っている。
色々面白いのだけど、寿命が長くなり、若さが保てるようになった結果、全く違う職業をいくつか極めたりできたりするかもしれないというのが特に面白いな。違う人間として3回くらい人生を楽しめるような感じになるんだな。RPGとかで転職して全職業カンストするみたいなのが現実にできるようになるかもしれない。強くてニューゲームだ(\( ⁰⊖⁰)/)

結構長くて盛りだくさん。毎日ランニングマシンの上で読んでたんだけど2週間くらいかかってしまったかも。


※5年後改めて読書メモ欄が引用多すぎて公開NGだなと思ったのでコメントアウトしておきます…